お通夜に参列する際の髪型はどうすれば良い?男女別・子どもでそれぞれご紹介

お通夜に参列する際は、厳粛な場にふさわしい髪型にするのが基本です。服装だけではなく、髪型にも気を配ることで、故人様への敬意とご遺族への配慮を示すことができます。
本記事では、お通夜に適した髪型を男性・女性・子どもに分けてご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
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お通夜に参列する際の髪型のポイントは「清潔感」
お通夜に参列する際の髪型で最も意識すべきポイントは「清潔感」です。厳粛な場において華美な印象やだらしない印象を与える髪型はふさわしくありません。男女ともに以下の3つの点を押さえて、故人様やご遺族に失礼のない髪型を整えましょう。
●髪色を落ち着いた色にする(できれば黒染めするのが望ましい)
●前髪が目にかからないようにする
●長い髪はまとめる
【男性】お通夜に参列する際の髪型
ここからは、お通夜に参列する際の男性の髪型について解説していきます。男性が清潔感を出すためには、髭をきれいに整えることも重要です。
短髪なら前髪がかからないようにする
男性の短髪は、清潔感を演出するのに最適な髪型です。寝癖を直し、額や眉毛が見えるように整えれば、お通夜に適した清潔感のある髪型になります。
髪をきれいに整えるために整髪料を使うのは問題ありませんが、必要以上に艶を出すのはNGです。加えて、派手なスタイリングもお通夜の場にふさわしくないため、避けるようにしましょう。
ミディアムなら七三分けかオールバックが良い
ミディアムヘアの場合は、髪が顔にかからないように七三分けかオールバックにするのが適切です。お通夜の場に華やかさは不要なため、整髪料は艶のないもの(マットタイプやドライタイプ)を使いましょう。オールバックにする場合は、適度に整髪料を使い、光沢感を抑えた自然な仕上がりにすることが重要です。
長髪なら束ねるかオールバックにする
長髪の場合は、黒色のヘアゴムを使って一つに束ねるのが基本です。高い位置でまとめると、カジュアルな印象になってしまうため、耳より下の低い位置でまとめるようにしましょう。
また、整髪料を使ってオールバックにしても問題ありません。オールバックにする場合は、整髪料の種類や使用量に注意し、できるだけ光沢を抑えるようにしてください。
【女性】お通夜に参列する際の髪型
続いて、お通夜に参列する際の女性の髪型について解説していきます。女性の方は華やかな印象にならないように意識することが大切です。
ショートヘアなら前髪を留める程度で良い
ショートヘアの場合は、挨拶や焼香を行う際に邪魔にならなければそのままで構いません。ただし、前髪が目にかかるのはマナー違反となるため、額や眉毛が見えるようにサイドに流し、黒色のヘアピンで留めるなどの対策が必要です。
また、華美な印象を与える場合やくせ毛の場合は、ブラッシングをしてまとめましょう。ヘアアイロンを使って髪をまとめやすくしたり、一時的にストレートヘアにしたりするのもおすすめです。
セミロングヘアなら横から後ろをしっかりまとめる
セミロングヘアの場合は、黒色のヘアゴムを使って一つに束ねます。その際、カジュアルな印象にならないよう、耳よりも下の位置で結ぶのがポイントです。
髪の長さにばらつきがあり、ヘアゴムだけでまとめきれない場合は、ヘアピンで留めるようにします。それでも髪の乱れが気になるようであれば、艶のない整髪料を併用すると良いでしょう。
ロングヘアならポニーテールやお団子にする
ロングヘアに関しても、黒色のヘアゴムを使って一つに束ねるのが基本です。耳よりも下の位置でポニーテールやお団子にすれば、上品で落ち着いた印象を与えられます。動いても髪が広がらないようにしっかりまとめることを意識しましょう。
なお、編み込みや三つ編みなどのヘアアレンジは華美な印象を与える可能性があります。そのため、お通夜の場では避けるようにしてください。
お通夜でのハーフアップはNG
一見問題がないように思えるハーフアップですが、カジュアルな印象を与える髪型のため、お通夜ではNGとされています。ここまでの内容からも分かるように、お通夜に参列する際の髪型はシンプルかつ地味にまとめるのがマナーです。
ヘアスタイルにこだわりをお持ちの方も多いと思いますが、お通夜では自分のおしゃれを尊重するのではなく、弔事の場にふさわしい控えめな髪型にすることを心掛けましょう。
子どもの場合はどうすれば良い?
お通夜における子供の髪型は、基本的には大人と同じです。清潔感が出るように、櫛(くし)で髪をとかしたり、ヘアゴムで髪をまとめたりしましょう。
また、前髪が長い場合は、短く整えるかヘアピンで留めるようにしてください。そのままの状態でお通夜に参列すると、周囲に清潔感がない印象を与えたり、挨拶や焼香を行う際に邪魔になったりする可能性があります。
まとめ
お通夜に参列する際の髪型は、男女ともに清潔感を心掛け、控えめな印象に仕上げることが重要です。整髪料を使う場合は、必要以上に艶が出ないように注意しましょう。
また、ヘアゴムやヘアピンを使う場合は、黒色でシンプルなデザインのものを選ぶのがマナーです。お通夜の場で故人様への敬意、そしてご遺族への配慮を示すためには、服装だけではなく、髪型にも気を配る必要があることを覚えておきましょう。
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