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お彼岸のお墓参りはいつ行くもの?理由やお供え物、彼岸会についても解説


お彼岸のお墓参りはいつ行くもの?理由やお供え物、彼岸会についても解説 NEW

お彼岸はご先祖様や故人様を供養する期間です。この時期のお墓参りを検討している方も多いと思いますが、「いつ行くのがいいんだろう」と気になっている方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、お彼岸におけるお墓参りのタイミングについて解説します。お参りの際に用意したいお供え物についてもご紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。

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お彼岸のお墓参りはいつ行く?

結論からいうと、お彼岸の期間中であれば、いつお墓参りに行っても問題ありません。この日に行かなければならないという絶対的な決まりはありません。

基本的には自分の好きなタイミングで構いませんが、お彼岸のお墓参りに適したタイミングは存在しますので、以下で詳しく解説します。

日程:春分・秋分の日の前後3日

お彼岸は春と秋の年2回あり、春のお彼岸は春分の日、秋のお彼岸は秋分の日を中心とした前後3日間(合計7日間)です。仏教ではお彼岸の中日(春分の日・秋分の日)にあの世とこの世が最も近くなり、ご先祖様や故人様への想いが伝わりやすくなると信じられています。

このように、お彼岸のお墓参りは「中日」に行くのが良いとされているため、この日のお参りも検討してみると良いでしょう。

時間帯:午前中〜夕方

お墓参りの時間帯についても特に決まりはありません。しかし、仏教の教えや防犯上の理由などから、一般的には午前中から夕方までに済ませるのが望ましいとされています。

<午前中から夕方までが良いとされる理由>

●午前中は空気が澄んでおり、善行を積むのに適しているとされているため

●お墓参りを後回しにするのは仏様に対して失礼にあたるため

●夜間のお参りは掃除がしにくく、防犯上のリスクがあるため

また、霊園や墓地の中には閉園時間が決まっているところもあります。その点も踏まえると、お彼岸のお墓参りは午前中から夕方までに済ませるのがおすすめです。

お彼岸のお墓参りに行ってはいけない日時はある?

お彼岸のお墓参りに行ってはいけない日時はありません。したがって、都合の良いタイミングで問題ないといえますが、「六曜(ろくよう)」を気にする地域やご家庭も見られます。

六曜とは、日の吉凶に関する民間信仰のことです。先勝・友引・先負・仏滅・大安・赤口の6つで構成されており、そのうち仏滅と友引は「縁起が悪い」という理由から、お墓参りに行くのは避けたほうが良いと考えられています。

実際のところ、六曜は仏事と関係ないため、仏滅や友引にお参りしても構いません。しかし、六曜を気にする方がいらっしゃることもまた事実ですから、ご家族や親戚と一緒にお墓参りに行くときは、事前に相談しておくと良いでしょう。

なぜお彼岸にお墓参りをするの?

お彼岸ではお墓参りをするのが一般的ですが、なぜこの時期にお参りをするのでしょうか。ここでは、お彼岸にお墓参りをする意味について解説します。

彼岸と此岸が最も近づくため

お彼岸はあの世(彼岸)とこの世(此岸)が最も近づく期間とされています。仏教では極楽浄土は西方にあると考えられており、お彼岸の時期は太陽が真西に沈むことから、あの世との距離が最も近くなると信じられているのです。

よって、お彼岸は「ご先祖様や故人様への想いが伝わりやすくなる期間」とされており、この時期にお墓参りをするのが通例となっています。

お彼岸のお墓参りでは何を供える?

仏教のお供え物は「五供(ごく)」が基本であり、お彼岸のお墓参りでも五供をお供えするのが一般的です。五供とは、「香・花・灯明・浄水・飲食」のことを指し、それぞれが「線香・花・ろうそく・水・食べ物」を示しています。ここでは、代表的なお供え物を3つご紹介しますので、今後のお墓参りにお役立てください。

お線香

お線香は古くからお供え物の定番として知られています。先ほどご紹介した五供の一つであり、お線香の香り(煙)を故人様が召し上がるといわれているため、お彼岸のお供えとしても非常におすすめです。

また、お線香の煙はあの世とこの世の架け橋になるともいわれています。香煙を通じて故人様と対話ができるという意味があることも、お線香が多くの方から選ばれる理由の一つです。

お花

お彼岸のお墓参りには花をお供えする風習があります。お供えする花の種類に明確な決まりはありませんが、一般的には季節の花や故人様が好きだった花をお供えすることが多いです。

<お彼岸で用いられる代表的な花>

● 春…アイリス、マーガレット、牡丹など

● 秋…菊、リンドウ、ケイトウなど

● 通年…菊、百合、キク科の花(ガーベラやコスモス)など

前述のとおり、お墓にお供えする花は自由に選ぶことができます。しかし、以下の花に関しては、仏花にふさわしくないとされているため、基本的には避けるのが無難です。

お彼岸で避けたほうが良い花避けたほうが良い理由
毒がある花「仏様に毒を盛る」という意味があるため
トゲがある花・殺生を連想させるため
・怪我のリスクがあるため
香りが強い花・線香の香りを妨げるため
・動物や虫を引き寄せる原因となるため

食べ物や飲み物

五供に含まれる食べ物や飲み物も定番のお供え物です。お彼岸のお供えといえば、ぼたもちやおはぎが有名ですが、お供え物に厳密な決まりはありません。したがって、故人様が好きだったものをお供えするのもおすすめです。

お彼岸のお供え物は仏教の教えに沿ったものが好ましいとされていますが、お酒に関しては、お墓にお供えしても良いといわれています。ただし、霊園や墓地にはそれぞれのルールがあるため、事前に確認しておくことが大切です。

また、食べ物や飲み物をお供えした場合は、必ず持ち帰るようにしましょう。お墓にお供えしたままにしておくと、腐敗して悪臭を放ったり、カラスなどの動物に荒らされたりする原因となります。契約している霊園や墓地にもよりますが、花以外のお供え物はお参りした後に持ち帰るのが基本です。

お彼岸に行われる彼岸会とは何?

お彼岸の時期になると、多くの寺院で「彼岸会」が行われます。彼岸会とは、お彼岸の時期に行われる合同法要(合同供養)のことです。

一般的に、彼岸会には各寺院の檀家やその寺院の墓地にお墓のある方が参列します。この法要への参列は任意であり、また寺院によっては希望者のご自宅で個別法要を行うこともあります。

彼岸会に参列するときは、シンプルで落ち着いた色合いの服装を選ぶのが適切です。加えて、僧侶に対するお礼として「お布施」を包むのがマナーとされています。

まとめ

お彼岸のお墓参りはあの世との距離が最も近くなるとされる「中日」に行くのがおすすめです。お参りをする時間帯については、防犯面などを考慮すると、午前中から夕方までが望ましいといえます。

しかしながら、お墓参りのタイミングに明確な決まりはないため、基本的には都合の良いタイミングで問題ありません。何よりも大切なのはご先祖様や故人様を想う気持ちですので、ご自身の都合に合わせてお参りいただければと思います。

記事の制作・編集家族葬コラム編集部
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