2025年のお彼岸はいつ？春と秋の日程や当日にするべきことも解説

2025年のお彼岸はいつ？

お彼岸の期間は「春分の日」と「秋分の日」を中心とする前後3日間です。ここでは、お彼岸について簡単に説明し、2025年の日程をご紹介します。

そもそもお彼岸とは

お彼岸は日本独自の仏教行事です。この行事は日本に古くから伝わる「日願（ひがん）信仰」と、仏教が伝来した後に生まれた「彼岸」という考え方が結びついて誕生したといわれています。

お彼岸は春と秋にそれぞれ1回ずつ行われ、前者は「春彼岸」、後者は「秋彼岸」と呼ぶことが多いです。お彼岸ではお仏壇へのお供えやお墓参りなどを行うのが通例ですが、作法の細かな部分は宗派や地域によって異なります。

春のお彼岸の日程

2025年春のお彼岸の日程は以下のとおりです。

一般的に、お彼岸の初日は「彼岸入り」、真ん中の日は「中日（ちゅうにち）」、最終日は「彼岸明け」と呼ばれています。

秋のお彼岸の日程

2025年秋のお彼岸の日程は以下のとおりです。

お彼岸にするべきことは？

お彼岸はご先祖様や故人様を供養し、感謝を捧げる期間とされています。ここでは、お彼岸でするべきことを3つご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

仏壇の掃除・お供え

お彼岸では日頃の感謝を込めてお仏壇の掃除をするのが通例です。お彼岸が始まると、慌ただしくなることも少なくないため、できれば事前に済ませておくことをおすすめします。

お仏壇をきれいにした後は、宗派や地域の慣習に従ってお供え物を捧げましょう。お彼岸のお供え物といえば、おはぎ・ぼたもちが定番ですが、季節の花や故人様が好きだったものをお供えする方も多いです。

お墓掃除・お墓参り

お盆と同様に、お彼岸でもお墓掃除やお墓参りをするのが一般的です。お彼岸はあの世とこの世、すなわちご先祖様と私たちが交流する行事であり、そのための場所がお墓とされています。

ご家族がお揃いの方は、皆でお参りされれば、ご先祖様もさぞお喜びになることでしょう。お彼岸のお墓参りの時期に厳密な決まりはありませんが、あの世との距離が最も近くなるとされる「中日」がベストなタイミングともいわれています。

彼岸会への参加

彼岸会とは、お彼岸の時期に行われる合同法要（合同供養）のことです。この法要は多くの寺院で執り行われており、その寺院の檀家や墓所を持つ方が参加するのが通例となっています。

なお、彼岸会に参加するときは、僧侶への謝礼としてお布施を包むのがマナーです。お布施の金額に決まりはありませんが、寺院での合同法要の場合は3,000〜10,000円、自宅での個別法要の場合は30,000〜50,000円＋御車代が目安とされています。

まとめ

本記事では、2025年のお彼岸はいつなのかという疑問にお答えしました。2025年の春彼岸は3月17〜23日まで、秋彼岸は9月20〜26日までの7日間です。

お彼岸の時期はあの世とこの世の距離が最も近くなるとされており、ご先祖様や故人様への想いが通じやすくなるともいわれています。気候が穏やかで過ごしやすい季節でもありますので、お墓に足を運んだり、彼岸会に参加されたりしてはいかがでしょうか。