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お彼岸に供える花は?春・秋の季節の花や選び方、お供え方法も解説


お彼岸に供える花は?春・秋の季節の花や選び方、お供え方法も解説 NEW

お彼岸には、お仏壇やお墓に花をお供えするのが一般的です。周知のとおり、花にはさまざまな種類がありますが、お彼岸ではどのような花をお供えするのが良いのでしょうか。

本記事では、お彼岸に用いられる代表的な花をご紹介します。避けたほうが良い花もあわせてご紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。

コンテンツ

そもそもお彼岸とは

お彼岸とは、ご先祖様の供養を目的とした日本独自の風習です。春分の日と秋分の日を中日とし、前後3日間を含めた一週間がお彼岸の期間と定められています。

仏教の教えによると、この世(此岸)は東の方角にあり、あの世(彼岸)は西の方角にあるとされています。春分の日と秋分の日は、太陽が真東から昇って真西へと沈むことから、2つの世界が最も近づく(通じやすくなる)と考えられ、この期間にご先祖様の供養が行われるようになったのです。

お彼岸には、お仏壇やお墓に花をお供えするのが通例となっています。花をお供えするのはご先祖様への感謝の気持ちを表すため、お供えする方の心を清めるためなどの理由がありますが、その目的は地域や宗派によって異なります。

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お彼岸とお盆の違い

お彼岸とお盆のどちらも先祖供養を目的とした仏教行事ですが、双方には次のような違いがあります。

行事 期間 概要(行事内容)
お彼岸 春分の日・秋分の日を挟む前後3日間 ・あの世とこの世が最も近づく期間
・お仏壇やお墓にお供え物をして供養する
お盆 8月13〜16日までの4日間(月遅れ盆の場合) ・ご先祖様の霊があの世からこの世に戻ってくる期間
・ご自宅で迎え火や送り火、お盆飾りなどをして供養する

お彼岸とお盆は期間や行事内容が異なります。お盆はご先祖様の霊があの世からこの世に戻ってくる期間とされており、ご自宅で迎え火を焚いたり、盆提灯を飾ったりしてご先祖様をお迎えするのが特徴です。

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お彼岸の花の選び方

お彼岸にお供えする花の種類に、明確な決まりはありません。もし花選びで迷ってしまったら、故人様の好みや季節に合った花を選ぶと良いでしょう。

花の色に関しても、特に決まりはありませんが、一般的には白色や淡い色がよく選ばれています。故人様が亡くなってから日が浅い場合は、白を基調とした花を選ぶのが賢明です。ここからは、お彼岸で用いられる代表的な花をいくつかご紹介していきます。

春・秋のお彼岸での代表的な花

お彼岸は春に訪れる「春彼岸」、秋に訪れる「秋彼岸」の2つに分けられます。春・秋のお彼岸での代表的な花、また季節問わず選ばれている花は以下のとおりです。

<お彼岸で用いられる代表的な花>

●春…アイリス、マーガレット、牡丹など

●秋…菊、リンドウ、ケイトウなど

●通年…菊、百合、キク科の花(ガーベラやコスモス)など

アイリスやリンドウなど旬の花をお供えすれば、故人様と一緒に季節の訪れを楽しめます。もちろん旬の花にこだわる必要はありませんが、仏花に季節感を取り入れることで、お彼岸をより特別なものにできるでしょう。

また、菊や百合は1年を通して手に入れやすく、日持ちするという魅力があります。いずれも仏花の定番であり、お彼岸のお供えとしても人気が高いです。

お彼岸で避けたほうが良い花

基本的に、お彼岸にお供えする花は自由に選ぶことができます。しかし、以下の花に関しては、なるべく避けたほうが良いとされているため、注意が必要です。

避けたほうが良い花 該当する花
不吉なことを連想させる花 椿、サザンカなど
毒がある花 彼岸花、紫陽花など
トゲがある花 バラ、アザミなど
香りが強い花 カサブランカ、キンモクセイなど
食用の花 稲穂、麦など

弔事の場では、不吉なことを連想させるものを避けるのがマナーです。椿には花が首から落ちる、サザンカには日持ちしないという特徴があり、それが死を連想させるという理由から、仏花としてふさわしくないとされています。

また、毒がある花は「毒を盛る」ととらえられ、トゲがある花は殺生を想起させるため、これらの花も避けるのが一般的です。香りが強い花は線香の香りの妨げとなり、食用の花は動物や虫を引き寄せる原因となることから、お供えには向いていません。

造花やプリザーブドフラワーでも良い

お彼岸にお供えする花は、造花やプリザーブドフラワーでも問題ありません。かつては、諸行無常という仏教の教えを体現している生花をお供えすることが重要だとされていました。

しかし、現代では生花でなくても問題ないとされており、お仏壇やお墓に生花でない花をお供えする方が増えています。また、何よりも大切なのはご先祖様を想う気持ちです。生花を用意・管理することが難しい場合は、造花やプリザーブドフラワーをお供えすると良いでしょう。

お仏壇とお墓への正しい供え方

お仏壇やお墓に花をお供えするときは、左右一対で飾るのが基本です。ただし、お仏壇が小さい場合は、花立を一つだけ飾る形でも問題ありません。

また、お墓の中には花立や花瓶が一つしかないタイプもあります。この場合においても、仏花を左右対称で飾る必要はありません。

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まとめ

お彼岸にお供えする花の種類に、明確な決まりはありません。そのため、故人様の好みや季節に合わせてお供えする花を選ぶと良いでしょう。

しかしながら、不吉なことを連想させる花など仏花としてふさわしくない花があることも忘れてはなりません。加えて、お供えのマナーは地域や宗派によって異なるため、事前に確認しておくと安心です。

記事の制作・編集家族葬コラム編集部
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