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お墓参りに供える花はどう選ぶ?種類やマナー、お供えの流れについて解説


お墓参りに供える花はどう選ぶ?種類やマナー、お供えの流れについて解説 NEW

日本にはお墓参りの風習があり、お供え物として花を持参する方が多いです。お墓に供える花といえば、菊の花のイメージが強いかもしれませんが、実はお供えする花の種類に決まりはありません。

本記事では、お墓参りにおすすめの花の種類や供花の選び方、お供えの流れなどについて解説します。供花に関するよくある質問への回答も掲載しておりますので、この機会に疑問や不安を解消しておきましょう。

コンテンツ

お墓参りに花を供える理由とは?

そもそもお墓参りの際に、「なぜ花を供えるのだろう」と気になっている方もいらっしゃるでしょう。お墓に花を供える理由については諸説あり、その一部として次のようなものがあります。

<お墓に花を供える理由>

●花はご先祖様 や故人様だけでなく、花を供えた方の心も清らかにするため

●お釈迦者様が「死者には花を供えるように」と弟子たちに伝えていたため

供花は死者の霊を慰めるとともに、お供えした方の心も清められるとされています。お墓に花を供えるという行為は、この世に生きる私たちにとっても大切な行いといえるでしょう。

お墓参りにおすすめの花の種類

お墓に供える花の種類に決まりはありません。そのため、供花は故人様への想いやお供えする方の好みなどを考慮して選ぶのがおすすめです。ここでは、お墓参りにおすすめの花の種類をいくつかご紹介いたします。

お墓に供える花の中で、最もポピュラーなのが菊です。花屋などで売られている仏花セットには、必ずといっていいほど菊が含まれています。菊は花持ちが良く、枯れても花びらが散乱しにくいため、供花として選ばれることが多いです。

カーネーション

上品で落ち着いた雰囲気のあるカーネーションも、お墓参りにおすすめの花の一つです。カーネーションは一年中流通しており、いつでも手に入れることができます。花持ちが良く、1〜2週間ほど日持ちする点も魅力です。

スターチス

スターチスはイソマツ科イソマツ属の植物で、乾燥に強いことから、夏場でも枯れにくいという特徴があります。さらに、色の種類が豊富で、他の花と組み合わせやすい点も特徴です。

また、スターチスの花言葉の一つに「変わらぬ心」があります。大切な方に「いつまでもあなたを思う気持ちは変わらない」と伝えたいときには、スターチスがぴったりです。

キンセンカ

キンセンカは、鮮やかなオレンジ色や黄色の花を咲かせるキク科の植物です。温かい雰囲気が漂い、長く美しい花を咲かせるため、お墓に供える花としても人気があります。「別れの悲しみ」「寂しさ」などの花言葉を持っていることも、キンセンカが供花として選ばれる理由の一つです。

トルコキキョウ

トルコキキョウは、フリルのような花びらが幾重にも重なり、その優美な佇まいが特徴的な花です。涼しい時期なら3週間ほど、夏場でも2週間ほど日持ちする点も魅力です。トルコキキョウは花の色や大きさ、咲き方にさまざまな種類があるため、故人様やお供えする方の好みに合わせて選ぶと良いでしょう。

お墓参りに適さない花とは?

お墓参りでは供花にする花を自由に選ぶことができますが、避けたほうが良いとされている花もあるので注意が必要です。ここからは、お墓参りに適さない花をご紹介していきます。

トゲや毒のある花

トゲのある花は「怪我を連想させる」「怪我のリスクがある」といった理由から、お墓に供えるのは避けるべきとされています。故人様やご遺族の希望により、どうしてもトゲのある花を飾りたい場合は、トゲを丁寧に取り除いてからお供えしましょう。

また、毒のある花は「死を連想させる」「仏様に毒を盛る」といった理由から、供花としてふさわしくないとされています。縁起が悪いだけでなく、参拝者に悪影響を及ぼす可能性もあることも、有毒植物が敬遠される理由の一つです。

香りの強い花

香りの強い花も、お墓に供えるべきではないといわれています。なぜなら、強すぎる花の香りは、線香の香りの妨げになってしまうためです。多くの虫を引き寄せる原因にもなるため、香りの強いユリやクチナシ、キンモクセイなどを供えるのは控えましょう。

お墓に供える花の選び方

ここでは、お墓に供える花の選び方について解説します。以下のポイントを意識すれば、きっとご先祖様や故人様もお喜びになるでしょう。

色合いや左右のバランスを考える

ほとんどのお墓には花立てが2つ設置されており、供花は左右対称に飾るのが基本です。そのため、お墓に供える花を選ぶときは、色合いや左右のバランスを考慮する必要があります。

また、1束の花の本数は奇数にするのが通例です。偶数は割り切れる数字であり、故人様との縁が切れることを連想させるため、お墓に供える花の本数は奇数が望ましいとされています。日本では、3・5・7本の花を飾ることが多いです。

季節に合わせた花を選ぶ

お墓参りに行く際は、故人様が好きだった花はもちろん、季節に合わせた花を選ぶのもおすすめです。季節感を取り入れることで、供花に自然な彩りと温かみが加わります。お墓全体の雰囲気が明るくなり、ご先祖様や故人様と一緒に季節を感じることができるため、より素敵な時間を過ごせるでしょう。

お墓参りでお花を供える流れ

お墓に花を供えるのであれば、お墓参りの正しい作法も把握しておく必要があります。お墓参りの基本的な流れは、以下のとおりです。

<お墓参りの基本的な流れ>

1.本堂にお参りする(寺院墓地の場合)

2.墓前で合掌する(隣にお墓がある場合は、先にそちらのお墓にお参りする)

3.お墓の掃除をする

4.花立てに新しい水を入れる

5.供花やお供え物を飾る

6.線香をあげて合掌する

7.後片付けをして完了

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お墓参りでの供花に関するQ&A

最後に、お墓参りでの供花に関するQ&Aをご紹介します。お墓に供える花の費用相場や購入場所、持参の可否などについて知りたい方は、ぜひ参考になさってください。

花にかける費用の相場は?

お墓に供える花の費用相場は、おおよそ500〜3,000円です。供花の金額は地域や時期、花の種類によって異なりますが、基本的には相場の範囲内で用意できます。

お墓参り用の花はどこで買う?

お墓参り用の花を購入できる場所は、以下のとおりです。

<お墓参り用の花の購入できる場所>

●花屋

●スーパー

●ホームセンター

●霊園内の売店

●通販サイト

お花選びで迷ったときや故人様をイメージした花束を見繕ってほしいときは、花屋を利用するのがおすすめです。スタッフにお墓に供える花を探している旨を伝えれば、おすすめの花を提案してくれたり、予算に合わせてまとめてくれたりします。

スーパーやホームセンターであれば、比較的安価な供花を手に入れやすいです。霊園内の売店や通販サイトは、花を買いに行く手間が省けるのがメリットです。ただし、供花を販売していない霊園もあるため、事前に確認しておくと良いでしょう。

花の持参なしでのお墓参りはマナー違反?

花を持参せずにお墓参りすることも、マナー違反にはあたりません。お墓参りの目的は亡くなった方の冥福を祈ることであり、何よりも大切なのは供養と感謝の気持ちです。加えて、お墓参りの時期に明確な決まりはないため、いつでも気軽にお参りをしていただければと思います。

花の片付けはいつ、どうやって行う?

お墓に供える花は、お参りした数日後に片付けるのが望ましいです。供花を放置すると、虫が発生したり、お墓が汚れたりする原因となります。特にお盆の時期は、夏の暑さで傷むのが早いため、お参りした数日後に持ち帰って処分するのが良いでしょう。

遠方から来ているなどの理由により、再度お参りすることが難しい場合は、その日のうちに持ち帰るのが無難です。ただし、墓地や霊園の中には管理者が処分してくれるところもあるため、一度確認してみることをおすすめします。

まとめ

お墓参りでは花を持参するのが一般的であり、供花は死者の霊を慰めるとともに、お供えした方の心も清められるとされています。基本的には、お墓に供える花は自由に選んで問題ありません。お参りの際に、供養と感謝の気持ちを込めて花を飾ることで、より一層ご先祖様や故人様に喜んでいただけるでしょう。

記事の制作・編集家族葬コラム編集部
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