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縁日とは?意味や由来、日程、日本の代表的な縁日について解説


縁日とは?意味や由来、日程、日本の代表的な縁日について解説 NEW

縁日といえば、屋台が立ち並ぶお祭りのイメージが強いと思いますが、実は仏教行事であることをご存知でしょうか。日本人にとって縁日は身近なものであるため、本来の意味や内容を知っておいて損はないでしょう。本記事では、縁日の意味やお祭りとの違い、主な縁日などをご紹介します。

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縁日とは?

縁日とは、特定の神様・仏様に縁(ゆかり)のある日に、その神仏を祀る神社や寺院にお参りすることです。縁日には祭祀や供養が行われ、この日に特定の社寺にお参りすると、通常の何倍ものご利益が得られると信じられています。

現代では文化祭などで縁日を行うことも多く、お祭りや屋台のイメージが定着している縁日ですが、本来は神仏と縁を結ぶための行事です。縁日のお参りは特にご利益があるといわれているため、この日には多くの参拝客で賑わいます。

縁日の意味・由来

縁日とは、元々は「有縁の日(うえんのひ)」や「結縁の日(けちえんのひ)」を省略した言葉であり、神仏と人が特別な縁で結ばれる日を意味します。

縁日の正式名称 意味
有縁の日 神仏がこの世に縁を持つ日
結縁の日 神仏がこの世の人々を救済する日
神仏と人が深い縁を結ぶことができる日

縁日が盛んに行われるようになったのは、江戸時代のことです。一般市民に縁日の文化が広まるとともに、多くの人々が社寺を訪れるようになりました。

その後、参拝者を目当てにした商人たちが市を立て、縁日に夜店や見世物小屋が登場します。近代に入ると、お祭りが催されるようになり、現代の縁日のスタイルが確立されました。

縁日とお祭りの違いとは?

縁日と混同されがちなお祭りですが、それぞれ目的が大きく異なります。

<縁日とお祭りの違い>

●縁日…神仏と縁を結ぶための行事

●お祭り…豊作や大漁を祈ったり祝ったりするための行事

また、縁日は毎年・毎月決まった日に、社寺の境内や参道にて行われます。それに対して、お祭りは季節ごとに行われ、街中や海辺などさまざまな場所で催されるのが特徴です。

主な縁日の日程

縁日の日程は神社や寺院によって異なります。なぜなら、社寺ごとに祀られている神仏が異なるからです。ここでは、主な縁日の日程と期待できるご利益をご紹介しますので、ご興味のある方はぜひ足を運んでみてください。

薬師如来(毎月8日・12日)

薬師如来は奈良の薬師寺や法隆寺、京都の醍醐寺などが有名です。仏教における医療と健康の仏様として知られており、長寿や病気平癒などのご利益があるといわれています。

観音菩薩(毎月18日)

観音菩薩は東京の浅草寺や京都の清水寺、神奈川の長谷観音などが有名です。日本で広く信仰を集めている仏様であり、縁結びや厄除けなどのご利益が期待できます。

地蔵菩薩(毎月24日)

地蔵菩薩は東京のとげぬき地蔵や大阪の八尾地蔵(やおじぞう)、京都の壬生寺(みぶでら)などが有名です。地域にもよりますが、地蔵菩薩は導祖神や子供の守り神として祀られており、子育てや子授けなどのご利益があるといわれています。

弘法大師(毎月21日)

弘法大師は、東京の西新井大師や神奈川の川崎大師、京都の東寺(とうじ)などが有名です。「厄除け大師」という呼び名もあり、特に厄除けの祈願に訪れる方が多く見られます。

不動明王(毎月28日)

不動明王は千葉の成田不動尊、東京の高幡不動尊(たかはたふどうそん)、神奈川の大山不動尊などが有名です。人々を災いや迷いから救ってくださる仏様であり、病魔退散や交通安全、商売繁盛などのご利益があるといわれています。

水天宮(毎月5日など)

水天宮(すいてんぐう)とは、福岡の水天宮(久留米水天宮)を総本宮とする神社です。日本のさまざまな地域に存在し、水と子供を守護する神社として知られています。ご利益は多岐にわたり、漁業・農業・水商売、安産や子育てなどが挙げられます。

大黒天(甲子の日)

大黒天は東京の護国院、奈良の西大寺(さいだいじ)などが有名です。福の神として広く信仰されており、商売繁盛や五穀豊穣、出世開運などのご利益があるといわれています。

毘沙門天(寅の日)

毘沙門天(びしゃもんてん )は京都の鞍馬寺(くらまでら)、東京の善國寺(ぜんこくじ)、三重の福王神社などが有名です。仏教における四天王の一柱であり、勝負事や開運、商売繁盛などさまざまなご利益があるとされています。

日本全国の代表的な縁日

最後に、日本全国の代表的な縁日を簡単にご紹介します。社寺ごとに期待できるご利益はもちろん、行事内容や周辺環境も異なるため、事前に下調べしておくとより安心です。

縁日 日程・ご利益
四万六千日(しまんろくせんにち) 開催場所…浅草寺(東京都ほおずき市)
開催日…毎年7月9日・10日
ご利益…46,000日分の功徳など
薬師如来、弘法大師、不動明王など 開催場所…西新井大師(東京都足立区)
開催日…毎月1日・8日・11日・18日・21日・28日
ご利益…女性の厄除けなど
天神 開催場所…北野天満宮(京都府京都市)
開催日…毎月25日
ご利益…学業成就や厄除けなど

まとめ

縁日とは、仏教に由来する行事であり、特定の神仏と深い縁を結ぶことができる日とされています。現代ではお祭りとしての意味合いが強い縁日ですが、本来の意味を知っておけば、縁日の魅力をより深く味わうことができるでしょう。縁日はさまざまな地域で行われていますので、この機会にチェックしてみてはいかがでしょうか。

記事の制作・編集家族葬コラム編集部
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